粋な人生
媚態・意気地・あきらめをもって、粋に生きる
粋に生きると
人生に誇りを持てる
私が「粋」に出会ったのは32歳の時だった。
20代は、大学を卒業して大手企業に就職し、特に不自由もなく生きていた。
趣味もいろいろ試したし、友達や恋人とあちこち出かけたりもした。
当時はそれで十分だと思っていたし、楽しく、様々な経験もできた。
だが、会社で働いているうちに、徐々にある違和感を覚えるようになる。
自分の意思決定や考えが、会社という組織にまったく反映されていないのだ。
「なぜ自分の意思は反映されないんだろう?」と考え抜いた末、
それは一番リスクの高い初期段階で、資本を出していないからだという仮説にたどり着いた。
会社は株主のもの。株主は初期投資でリスクを取った人たち。
そして、資本とは「カネ」だけではなく、時間や知恵、信用なども含まれる──そう実感した。
資本主義や民主主義の歴史や古典を読む中で、自分の視野も視座も少しずつ広がっていった。
自分の意地を通すには、覚悟を持ってリスクを取るしかない。
そう思い、会社を辞めて起業することにした。
起業してからは大変なことも多かったが楽しいことも同じくらいあった。
当初の自信が打ち砕かれ、資金は底をつきかけ、笑顔が作れない時期もあった。
一番きつい、いわゆる“死の谷”というやつも、くぐった。
それでも今は、「自分には、こっちの生き方の方が合っている」と、心から感じている。
「なんでそんなに楽しそうなの? 不安じゃないの?」とよく聞かれるが、本当に楽しいのだ。
起業は、覚悟のいる生き方だ。
だが本来、人生を左右する強い意思決定というのは、覚悟がなければできない。
自分の考えを発信することで、誰かの助けになればと思い、この文章を書くことにした。
私が活動を通して大切にしている価値観──それが「粋」だ。
江戸の美意識、「粋」。
それを、令和の今にどう取り入れていくか。
気が向いたときにでも、読んでもらえたらうれしい。
粋に生きるヒントを発信しております。
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誇りを持って世界に発信する

誰もが世界に発信できる時代
わたしが退職し、起業した後で一番感じたのはITとAIの進歩です。
企業組織の中にいた時はびっくりするくらい外の世界が見えていなかったと反省しました。
しかし、いろんな企業や個人とやりとりする中で、変化が早くて気づいていない人も多かったです。
特にノーコードで様々なことができるようになったことを知らない人が本当に多いです。
何かをやろうとするならIT基礎スキルは必須になります。〇〇×ITをするとスケールできる幅が世界になるからです。お金の基礎スキルと同じくらい大切だと感じます。非許可型のレバレッジですしね。